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【原作紹介】『彼女、お借りします』リアル感のある大学生ラブコメ

2020-08-06

かのかり-キービジュアル

 

2020年夏アニメ『彼女、お借りします』の紹介記事です。
どんな内容なのか、作品をみるべきか否か、判断の材料をみていきましょう。

 

もぐら(ソーダ)
彼女を借りる……? 「NTRねとられ」というジャンルだ!
もぐら(茹小豆)
違います。「レンタル彼女」から始まるお話です。
レンタル彼女は「恋人代行サービス」の別名称ですね。
もぐら(ソーダ)
なるほど! レンタル彼女で借金漬けに??
もぐら(茹小豆)
れっきとしたラブコメ作品です。
レンタル彼女は、デートの練習にも使えて人気らしいですよ。

◆比較×紹介

かのかり-原作

かのかり-キービジュ

もぐら(ソーダ)
良いキービジュアル! 原作と同じで可愛いね!
もぐら(茹小豆)
ヒロイン4人を押し出していますね。
アニメでもふんわりとした優しい雰囲気が出ています。

アニメのキャラクターデザインは平山寛菜ひらやまかんなさん。

アニメ雑誌や一番くじの景品など書下ろしイラストも担当されているようです。
原作15巻のおまけ漫画でも、兼任の「総作画監督」としてチラリと紹介されていたりします。

 

作者は宮島礼吏みやじまれいじ先生。

先生の他作品

『鈴木の視点』(単行本未刊)
『AKB49〜恋愛禁止条例〜』(全29巻)
『-江戸忍稼業- もののて』(全3巻)

『彼女、お借りします』は、2017年の7月から「週刊少年マガジン」で連載
アニメ放送開始時点で既刊15巻となっています。

宮島先生は実践的で(筆が速く?)、週刊誌の外でも精力的に活動されている方のようです。

例えば、Twitterをはじめ、pixivファンBOX、同人誌、youtubeチャンネル、オープンチャット、ツイキャスなどがあげられます。

『かのかり』自体は、掲載紙の「週刊少年マガジン」でアンケートを取れるように作っているとのこと。
同じくアニメ化されたマガジン作品の『五等分の花嫁』とは毛色が違いますが、マガジンらしいラブコメと言えるかもしれません。

 

◆3行で内容紹介:「レンタル彼女」から始まる主人公の青春

  1. 失恋からレンタル彼女を利用
  2. レンタル彼女が(虚偽の情報で)主人公の家族公認に
  3. ヒロインたちの奮闘

レンタル彼女がバレるかバレないか」が一つの話の主軸になります。

夢の大学生生活、一人暮らし。周囲にかわいい女の子。
親の仕送りでまとまった資金があり、生活は苦しくない。
基本的にはストレスフリーな環境でのお話です。

 

▽環境利用型チート主人公

もぐら(ソーダ)
どういうこと!?
もぐら(茹小豆)
序盤の主人公には「アクアリウム好き」「年相応にエ〇い」というくらいしか特徴がありません。

 

例えば、結婚などの話題で「外堀を埋めていく」という言葉は、女性が男性に対して使うイメージだと思います。
しかし『かのかり』では男女逆で、ヒロインを自陣に呼び込み、外堀を埋めて彼女化(仮)していきます。

悪知恵を働かせてというよりも、それらしい理由で環境をナチュラルに利用するという恐ろしい能力者が主人公となります。

付き合ってないのに付き合っている状態「レンタル彼女」をプライベートでも実現するという強さ。
天然の欲求で実現しているためタチが悪い(誉め言葉)

 

▽オススメ要素① リアルな視点、現実世界とのつながりが多い

もぐら(ソーダ)
「レンタル彼女」自体、ちょっと前に話題になってた!
もぐら(茹小豆)
「恋人代行サービス」は2012年頃から始まったらしく、ニュース番組などでも見かけた記憶がありますね。

 

グーグル先生のサイトで「恋人代行サービス」や「レンタル彼女」の検索数を調べると、2017年1月ごろに一度ピークがきています。

『レンタルの恋』や『オトナ高校』といったテレビドラマでも取り上げられて、広く知れ渡ったものだと思われます。

放送開始の2020年7月に検索数が上がったのは『彼女お借りします』効果でしょうか。
8月になってさらに上がっています。

Googleトレンド-レンタル彼女&恋人代行サービス

Google Trendsより
(※数字は8月の最大値を100とした割合です)

また旅行先にリアルな場所が出てくるのが良いです。
実際に行ったことのあるスポットが作品に登場すると親近感が湧きます。

例えば池袋の「サンシャイン水族館」や、温泉回では群馬県の梨木なしぎ温泉にある「梨木館」などです。

原作では、他にもSNSが固有名詞で登場します。
YoutubeやTwitter、固有名詞ではありませんがクラウドファンディングが出てくるのは珍しいのではないでしょうか。

リアルとのつながりが多く登場すると、未来の歴史的な資料としても見れるかもしれません。
20年後くらいに『かのかり』を再読・再視聴したら、どんな印象を持つのか気になるところ。

 

▽オススメ要素② ヒロインたちが圧倒的天使(と悪魔?)

もぐら(ソーダ)
僕は金髪ショートカットの子に惚れた!!!!
もぐら(茹小豆)
良いですね。
大正義のメインヒロイン以外にも、思わず惚れてしまいそうなサブヒロインが登場します。

 

アニメで登場するヒロインはキービジュアルから分かる通り4人。

主人公がピンチに陥ると助けてくれる天使もいれば、自分の行動原理で主人公をもてあそぶ小悪魔もいます。

それぞれ個性のあるキャラが、こちらもリアル感を増して登場します。
まるっきりファンタジーではなく「もしかしたら現実にもいるんじゃないか……」と思ってしまうぎりぎりところが惚れてしまうポイントですね。

そしてリアルなのは「主人公の視点」というのもあるかもしれません。
主人公は男性の視点・カメラマンとして非常に優秀です。

ときにヒロイン同士がバチバチにやりあう。
秘密がバレるかバレないかの緊張感もあります。

他人の修羅場は大歓迎。
もっと争えとなることでしょう。
そういった人間模様も楽しめるかもしれません。

 

◆視聴前の読み込み

製作委員会に名を連ねているのは、「DMM pictures」「講談社」「MBS」となっています。

大手出版社の作品がアニメ化されると、一定のクオリティは担保されている印象があります。

アニメーション制作は「トムス・エンタテインメント」。
『ルパン三世』や『名探偵コナン』、『アンパンマン』から、最近は『弱虫ペダル』、『Dr.STONE』『バキ』などを制作されている老舗の制作会社さんです。

 

もぐら(茹小豆)
話数によって担当されるスタッフが変わりますが、大枠は変わらないはず。
参考にスタッフさんを見ていきましょう。

 

▽スタッフさんを見ていく、Twitterのリンク

(敬称略、直近で有名そうな作品を後付け)

原作:宮島礼吏みやじまれいじ
宮島礼吏 Reiji Miyajima (@Miyajimareiji) · Twitter、講談社「週刊少年マガジン」連載)

監督:古賀こが一臣かずおみ
( みおずかがこ@かのかりアニメD (@the_red_scanner) · Twitter、『炎炎ノ消防隊』演出 、『ゴブリンスレイヤー』演出、『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』演出 )

シリーズ構成・脚本:広田光毅ひろたみつたか
(『弱虫ペダル』脚本、『中間管理録トネガワ / 1日外出録ハンチョウ』シリーズ構成・脚本、『ヒーリングっど♥プリキュア』脚本)

キャラクターデザイン:平山寛菜ひらやまかんな
kappe(ひらやま) (@kaaaaaappe) | Twitter、『うちのメイドがウザすぎる!』原画・作画監督、『ダンベル何キロ持てる?』OP原画・作画監督、『七星のスバル』原画・作画監督)

色彩設計:石黒文子
(『ホイッスル』カラーデザイン、『おねがいマイメロディ』色彩設計、『ジュエルペット』色彩設計)

撮影監督:坂井慎太郎

美術監督:秋葉みのる
(『グランブル』美術監督、『スクールランブル』美術監督、劇場版ポケモンでの美術監督)

音響監督:髙桑一たかくわはじめ
(『この音とまれ!』音響監督、『ブラッククローバー』音響監督、『双星の陰陽師』音響監督)

音楽:ヒャダイン
ヒャダイン こと 前山田健一(40) (@HyadainMaeyamad) · Twitter、ヒャダインさん名義では初?)

 

OPテーマ:the peggies「センチメートル」
(「エピックレコードジャパン」、ソニー・ミュージックレーベルズ)

EDテーマ:halca「告白バンジージャンプ」
(「SACRA MUSIC」ソニー・ミュージックレーベルズ)

 

もぐら(ソーダ)
ヒャダインさんはOPやEDで楽曲提供をされているイメージ!
もぐら(茹小豆)
今作は作中の音楽も担当されていますね。
EDテーマ「告白バンジージャンプ」にも、前山田健一さん名義で作詞・作曲をされています。

 

ところどころに新しい風が吹いているようなスタッフ陣に感じられます。

監督の古賀こが一臣かずおみさんは『雨色ココア Rainy colorへようこそ! 』で2015年に監督をつとめられて以来の抜擢です。

アニメ放送中の2020年8月時点では、撮影監督の坂井慎太郎さんの情報が見つかりません。新進気鋭の撮影監督さんでしょうか。

冒頭でも紹介しましたが、外から見ていると平山寛菜ひらやまかんなさんの存在が大きいように思われます。

ヒロイン達の可愛さが命の作品です。
キービジュアルやPVなどを拝見すると、キャラクターデザイン・総作画監督として頼もしくあります。

 

◆ハードルを下げるための知識

 

もぐら(茹小豆)
あの作品が最高に面白い。
世間一般で凄く評価されている――。

過度に期待しすぎると、「そこまで面白い?」となってしまう可能性があるので、あらかじめハードルは下げておきましょう。

 

▽主人公が◯ズ

客観的にみると、主人公がナチュラルな〇ズともいえる行動をします。
一般的な価値観をもっている人から見ると、好感度は決して高くないかと思われます。

主人公は一見、家族愛にあふれ、仁義に厚く、まじめで良い人。
しかし、大半の行動が下半身によって行われており……、といった感じです。

完璧な下心を持っての行動であれば、「もっとやれ」「突き抜けろ」と気持ち良く応援できるのですが、一種のマジメ系ク〇ともいえる意志の持たない曖昧さが、危ういところでもあります。

それでも主人公の行動力は素晴らしいです。
アニメ放送開始時、原作の最新刊あたりでは、主人公が「本当の主人公」らしくなっています。
成長が見ていける作品だと言えるかもしれません。

 

感情移入して楽しむか否か

この作品は同じ境遇に身を置かないと、主人公に感情移入が難しくなります。

掲載誌が少年誌ということもありますが、主人公と同じ大学生である20代前半か、10代の気持ちになって楽しまないとつらいかもしれません。

言い換えれば、あえて等身大の描写をすることで、一定の層からの共感を得られるつくりとなっています。

仮に20歳の自分を想像してみてください。

芸能人並みの美少女とつながりを持ったら、キモい行動をする人がほとんどでしょう……。

この作品は、主人公が読者とシンクロしたときにとてつもない効果を発揮するタイプだと言えると思います。

理想と現実のはざまをうまく取りまとめてくれている作品です。

 

ヒロインが可愛いのでオールOK

結論 「ヒロインが可愛い」からすべて解決!

もし主人公が肌に合わずとも、感情移入しなければなんら問題はありません。

「あー、ヒロイン怒っているのかわいい」「今なんか胸が揺れなかった!?」とそんな具合で視聴するのが一番です。

それほどヒロインたちが良い人たちだとも言えます。

そして『かのかり』(略称)では、「必要のない描写」がひとつ含まれていると個人的に思っています。

一般ウケを狙って迎合しないという意思が見て取れて、むしろ好感が持てるものです。
アリかナシかは、観てからのお楽しみとなります。

 

◆余談

もぐら(ソーダ)
これ知ってる。
友達と「あれはちょっとな……」と言ってても、裏では皆コミックを買っているやつだ。
もぐら(茹小豆)
はい。そして原作には乳〇もあります。
もぐら(ソーダ)
え、原作にtkbが!?!?? 10000000冊買う!!!!!!

 

とにかく絵がかわいいだけで買う価値ありの作品です。
漫画の価値に加えてイラストとしての価値があり、本当に週刊で連載しているのかと思うほど絵が細かい。
主人公はデフォルメチック。

表紙もそうですが、ヒロインたちの色んな姿を見れる扉絵や、ここぞという場面での見開きの空気感。
ストーリーや設定に関しては、週刊誌ならではのライブ感もまた良しです。

3人目のヒロインが出てきて、関係が複雑になってからが特に面白いと思います。6巻の修羅場も推したいところ。

原作の漫画もぜひどうぞ。

 

▽カイジのスピンオフのような作品『彼女、人見知ります』

これかなり好きです。
ここでのメインキャラ・墨ちゃんは本編でも活躍しますが、ストーリーを引っ張っていくキャラではないので新鮮です。
『賭博黙示録カイジ』に対する『1日外出録ハンチョウ』や『中間管理録トネガワ』みたいなスピンオフ。

出版社は同じ講談社ですね。
講談社の公式サイト「マガポケ」で読めます

 

▽公式HPのデザイン:ヒロインを引き立てるシンプル王道

ブラウザのサイズで背景の▽マークの大きさが変わります。
ポイントではカラフルですが、全体的に白を基調として甘すぎないデザイン
縦にヒロイン’sが並んでいて、選択することでプロフィールが見えて面白いです。

 

▽リアル通話「かのかりコール」

ヒロインと話している気分になれる「かのかりコール」というプロモーションが展開されました。

フリーダイヤルにかけると、ヒロインとお話ししているかのように疑似体験できます

夏アニメなのに残念ながら冬ver.!!でしたが、更新されました。
憧れの声優さんの声が、スマホから。音質がリアルでドキドキしますね。

 

もぐら(ソーダ)
かのかりコールいいなぁ。
でも現実にチャンスはない……。
チャンスのある人はレンタル彼女も利用しない……。
もぐら(茹小豆)
いえいえ、これを見てください。


もぐら(茹小豆)
レンタル彼女をした経験は残ります。
きっと、主人公やヒロインのように成長を遂げますよ。
もぐら(ソーダ)
そうだね!
モテないなら僕自身が彼女になるよ!!!
もぐら(茹小豆)
えぇ……。
『かのかり』を見て現実の予習をしましょう。ご利用は計画的に。

 


©宮島礼吏・講談社/「彼女、お借りします」
©宮島礼吏・講談社/「彼女、お借りします」製作委員会

 

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