2020/07/08(水)『Re:ゼロから始める異世界生活』第二期の1話が放送されました。
公式HPによると話数の名称は「‐ 2nd season 26話 ‐」、タイトルは「それぞれの誓い」となっています。
最速順に有料チャンネル「AT-X」22:30~
→ ネット配信「ABEMA」「dアニメストア」23:00~
→ 地上波「TOKYO MX」23:30~
と30分ごとにズレがある形の放送形態。
もともと2020年4月に放送が予定されていましたが、新型コロナウイルスの関係で延期されていました。
原作は『小説家になろう』連載、MF文庫Jから書籍化されています。
今回で書籍9巻ちょうどまでの内容。
一期のおさらいから始まり、二期1話はOPとEDなしでした。
内容の三行まとめ
- レムの存在が忘れ去られている
- 大罪司教タッグバトル
- クルシュ邸にて決意
書籍化された小説と違う点がいくつかありました。
- パックが現れて大罪司教「暴食」の説明をする
- 過去のことを振り返る形で語られたスバルとレムの再会が、リアルタイムの進行軸で描写される
- 死に戻り地点の変更、自刃の詳細
- ヴィルヘルム関連の会話があと回し(?)
レムの存在が忘れ去られている
冒頭のシーンは一期最後のシーンと同じでした。
本来であれば宿敵を倒し終えて、なごむシーンだったはずです。
背景が白くなっていることで、重要な局面ということが分かるような気がします。
スバルと同じ状況になったらと考えると、冗談でなくあんな顔になりそうです。
こういったとんでもない展開のシーンは、海外のリアクション動画なんかをみるとより楽しめると思います。
小説で読む前にアニメで観たかったような気もするし、続きも気になるし、どうしたいいのかというときは他人の反応みるのが良いですね。
(リアクション動画はゲーム実況なんかとも共通性があるような……)
他人がどう思ったのかはけっこう気になる人が多いのではないでしょうか。
好きな作品ならなおさらです。
メモ
一期で白鯨を討伐した後、レムとスバルは別れていました。
レムはこれ以上戦えないため、クルシュは白鯨討伐を成し遂げたためです。
スバルはその足で「怠惰」のペテルギウスを倒しに向かい、エミリアといちゃこらしてから王都に帰還中でした。
大罪司教タッグバトル
クルシュの容赦ない一撃と、「強欲」の容赦ない反撃。
「暴食」とレムの戦いぶりが半端ないものでした。
レムの堂々とした立ち居振る舞いは、主人公スバルへの信頼がなせる業でしょうか。
いずれ英雄が倒しに行くことを敵に告げました。
人物作画もそうですが、背景美術も相当凝ったものでしたね。
舞い散る塵や破壊された竜車、そこに至るまでの過程と大罪司教の異質さ。
どこで戦闘させるかというのは、作り手さんたちの一種の美学のようなものがある気がします。
アニメ版の青空というのは、同じ水色を連想させるレムの暗喩というかメタファーのような感じがしてなりません。
大罪司教「暴食」のライ・バテンカイトスはcv.河西健吾さん。
存じ上げずと思ったら、『Dr.STONE』のメンタリストあさぎりゲン役の方でした。
王都へ帰還した後のシーンですが原作の小説と違い、パックさんが自然な解説をしていました。
メモ
白鯨は「暴食」と関連がある。
「暴食」の登場=レムの復活の可能性。
スバルべったりのキャラがいると物語を展開させづらいかもしれませんが、明日レムが復活しても視聴者は大丈夫です、先生。
「強欲」の レグルス・コルニアスはcv.石田彰さんでした。
石田さんにあまり早口のイメージがないので、本格的な登場が待ち遠しい。
レグルスはかなり好きな悪役です。
大罪司教たちはぶっ飛んでいるのが常ですが、物語をつくるとしたらリゼロのような悪役を登場させたいですね。
クルシュ邸にて決意
今回の主役はレムではあるんですが、暴食に記憶を奪われたクルシュというのも見どころでした。
艶っぽさ(?)が出ていてすばらしい。
一期で「ゼロからはじまる」強さを手に入れたスバル。
しかし強さをくれたレムを失うことは、自決をいとも簡単に成してしまうほどの出来事でした。
自決シーンがアニメ版で詳細に描かれ、一人称視点に戦慄を覚えます。
リアルで切腹の想像をしたことがある人はいると思いますが、喉に折れた剣を突き立てるのはやばいですね。
即死しようと思ったらそこがいいのか……。
そして、エミリアも別の強さを手に入れつつあるようです。
どこか自分だけで精一杯だったのが、スバルとの関わりで成長しあう。
良い関係だ……。
今回はフェリスとスバルの共通性も描かれているような気がします。
王候補と騎士の信頼関係がより深まったようなエピソードでした。
これにて4年近く待ち望んだクリフハンガーな引きは回収完了です。
会話にしっかり尺をとっていて、かなり丁寧に作られていましたね。
作中ではゆっくりな時間の流れでも、いつの間に30分経ったの!?という引き込まれ具合。
今年に入ってから新編集版も放送されたこともあり、だいぶ温まった状態でみることができました。
ところで果物ナイフがやたらクローズアップされていましたが、何かありましたっけ。
レムが寝ていたベッドの横にあるやつです。
デザインまですごい書き込みようでしたし。
アニメに追いつきながら書籍を読むのも楽しみです。
余談:2016年版のアニメと当時みた記憶
2016年版のアニメを確認しようとしたら、今はネット配信されていないようですね。
2020年新編集版に置き変わっているからでした。
カット(描写)の追加だったり直されたりしているらしい。
尺は変わらずですかね。
一期放送当時、初見で視聴したときはスバルが飛び降り自殺したところで
「ええええええ、死ぬの!?」となり、『小説家になろう』で寝食を忘れて一気読みした記憶があります。
その後なぜか放送中のアニメが受けつかなくなり、今年に入って書籍を買って一期の残りを観ました。
同じような現象になった人がいないものか気になります。
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会