2020/08/05(水)『Re:ゼロから始める異世界生活』第二期5話が放送されました。
通しでのタイトルは「‐ 2nd season 30話 ‐」「踏み出しだ一歩」となっています。
原作10巻のうち、2割ほどの消化率。
2話からOPなしの話が続いていましたが、ここで復活です。
特殊EDが入り、原作10巻の内容が完結しました。

肉体的に楽だったスバルは状況が一変。
まさかの「エルザ・グランヒルテ」が再登場。
スバルには申し訳ないですが、妖艶さが増してて良い!!
「スバルを信じていたor信じる」という発言が、ロズワールとエミリアの両者からありました。
まだ功績をあげていなかったスバルへの信頼。
ロズワールはどんな理由から判断していたのでしょうか。
◆内容の三行まとめ
- 試練クリア
- エミリアの苦戦
- スバルが結界を出てロズワールの屋敷へ
ここで小説(書籍版)と違う点を、時系列順にあげてみます。
- エキドナが熱く語って照れるシーンのカット
- 試練から帰還後、スバルとロズワールが話をするシーンが後回しになる
- 3話の時点で会っているはずだったリューズ・ビルマ(集落の代表)の登場が5話に変更
- 3話の時点で出しているはずだった「結界から混血の人を運び出す提案」が、スバルからオットーに変更(この変更でオットーがリューズと会うことになり、エミリアがリューズと会わなくなる)
- 粗茶のやり取りが3話の時点から5話に変更、お盆のシーンのカット、ガーフィールがお茶をまずがるシーンがオリジナルで追加
- エミリアが目を覚ますシーンで話す内容を分割(エミリアに試練が3つあること伝えなくなる)
- 3話でカットされた聖域の住人がどのような考えを持っているか、スバルとラムのやり取りが入る
- オリジナルでエミリアが2回目の試練に挑む(1回分の試練を先取り?)
- スバルがガーフィールに「ラムのこと好きなの?」と聞くシーンが、ロズワールと再会した3話のシーンから、5話のエミリア試練中に変更
- スバルがガーフィールに「フレデリカと仲良くないの?」聞くシーンが、3話の聖域に入り集落に向かう馬車のシーンから、5話のエミリア試練中に変更
- ガーフィールが「聖域を出たら何をしたいか」と聞くタイミングが馬車でロズワールの屋敷に向かうシーンから、エミリア試練中に前倒し
- 後回しになったロズワールと話をするシーンで、スバルの功績をたたえるシーンのカット
- エミリアが1回目の試練を失敗したあとにスバルと話す内容(分割されたシーン)が、オリジナルで屋外で話される
- ガーフィールの説得、出発の準備に原作だと3日のところ、丸2日となっている(エミリアが2回目の試練に挑んだ日のぶんが引かれている)


4章は長めなので、シナリオを練っている印象です。
今後のお話を見ていかないと何とも言えませんが、個別のオリジナルシーンが良いですね。
エキドナが達観していてより魔女らしくなっていたような気がします。
魔女の人間らしさは魅力のひとつですが、それを発揮するにはアニメの尺や、微妙な表情の変化まで描く必要があるので難しいところです。
一方、スバルの功績をたたえるシーンのカットは痛いと思います。
ロズワールの感情の機微が伝わりにくく、すぐ後に怒るスバルもやりきれない複雑な気持ちがなくなってしまう。
原作の言葉選びが良く、物語と物語をつなげる名シーンが隠れています。
しかしカットと書いた点も、単純なカットではなく、今後の話にうまく入れ替えているだけかもしれません。
試練クリア


試練の内容は、過去と向き合い「答えに至ること」でした。
過去を受け入れても、拒絶しても答えを出せればそれで良いようです。
(エキドナは、人が試練で悩む過程や導き出した答えを楽しんでいるらしい)
ここは何もかも虚構だと言うエキドナ。
両親に別れを伝えることができたスバルに対し、暗に全否定することを言います。
「舐めるな」と悩む様子を見せないスバル。
さらには、エキドナに礼を言ってしまう始末。
これにはエキドナも絶句。
やられるだけでないスバルに、視聴者は満足です。
そして試練が一つでないことが判明。
全部で三つ。
残り二つです。
過去が一つ目だとすると、次の試練は推して知るべしですね。
スバルが精神世界から帰ると、エキドナについては覚えていませんでした。
しかし「試練」のこと、両親との再会についてはちゃんと覚えています。
(※エキドナとは認識せず、何者かと出会ったことは覚えているようです)
聖域に関しては、試練に苦戦しているエミリアがおり、そこへスバルが手助けできないところがもどかしいですね。
もちろんスバルが試練がクリアしても聖域は解放されますが、スバルは後のエミリアのために試練を託している形となります。


最初にお茶会に招かれたのは、ペテルギウスを倒して魔女因子を持っていたことが要因です。
※ラム曰く、スバルがゲートを持っていなかったことでひどい目に合わずに済んだとのこと
エミリアの苦戦


聖域の夜の雰囲気がとても幻想的です。
スバルが起きると、横でエミリアが試練中。
試練に失敗したエミリアはお父さん=パックの名前を出して助けを求めます。
どこ行ったんだパック……。
拠点に戻ると、集落の代表リューズ・ビルマが初登場。
オットーの案「結界の影響をうけない(混血でない)人たちで、混血の人たちを運ぶ作戦」が却下されます。
結界は混血、亜人とのハーフを気絶させるようです。
リューズ曰く意識を奪われる=魂を弾かれるとのこと。
オットーの案を実行すると、
魂だけが結界内に取り残されて抜け殻になる=死を意味するとはこわいですね。
メモ
- ロズワールが足止めされている理由は、「結界」を取り巻く事情にあります
※出ることはできる - ガーフィールの要求は「聖域を囲む結界をとくこと」でした
ここで聖域の住人には2種類の考えを持つ人がいると、ラムが語ってくれました。
- 強権派……リューズとガーフィールのような聖域の解放を望む住人
- 保守派……聖域の解放を望まない住人。現在の状態が理想、エミリアに危害を加えるかもしれない
この後のシーンで、「聖域を出たら何をしたいか」とスバルはガーフィールに聞きます。
返答は「行きてえところに好きなように行けるやつに、俺たちやババアたちの気持ちは分からない」とのこと。
ババア「たち」という発言を含め、ガーフィールの真意はどこにあるのでしょうか。
スバルとロズワールでの話し合いでは、スバルを共犯者だと言いました。
1期からの内容ですが、ロズワールはロズワールで思惑があり、あえて魔女教たちの対処をしていなかったようです。
そのおかげ(?)で、エミリアのスバルに対する信頼は計り知れないものになっています。
スバルが結界を出てロズワールの屋敷へ

これなら、再登場のエルザもちょろそう……だ、な……あれ?

エミリアが気にかけていたアーラム村の人たちの件。
スバルは村人たちが帰還できるようガーフィールを説得していたようです。
ガーフィール的には、エミリアが結界の外に出なければオーケーらしい。
出発前に、ロズワールからの伝言をラムから聞きます。
不安があるならベアトリスを頼れとのこと。
「ロズワールは質問をしろと言っていた」と言うと、何かが起きるそうです。
道案内もしてくれるガーフィール。
そもそも過去を克服する必要があるのかと、エミリアを心配しているかのような言動をとります。
エミリアを呼ぶにしても様付け。
さらにフレデリカ用にペンダントまでくれました。
日が高いうちに聖域を出て、ロズワールの屋敷にたどり着いたのは夕方でした。
……赤い!!
異様な赤さです。
絶対何かが起きます。
誰もいない屋敷を怪しく思い、レムのもとへ駆けつけようとしたスバル。
突然の倒れ込み。
「なにか踏んだ?」と思いきや、腹をさかれていました。
踏んだのはもちろん自分のモノです。
ここは見入ってしまいました。
スバルは一話の自刃をのぞいて、敵による初の死亡ですね。
EDクレジットをよくよく見返すと、まだ登場していないエルザのクレジットが出ています。
パトラッシュが鳴いていて、うまく視線を誘導されてしまいました。
余談:ペンダントのデザインの違い

エルザは色っぽいが、ちょっとな……あ、れ?

装飾に加えて、右上のガーフィールのペンダントは、紐が微妙に太い気がします。
左下は一期のエルザです。
久しぶりの登場なので衣装を確認してみましたが特に違いはありませんでした。
胸部のボリュームが変化しているような気がしないでもないです。
角度のせいかもしれません。
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会